プロジェクトA:「腎発生のKey転写因子、TCF21の腎臓病への関与の検討」、B:「老化のKeyオルガネラ、ミトコンドリア機能異常と腎臓病との関連性の検討」を進めた。A:TCF21に関するin vivo実験でポドサイトで抗TCF21陽性組織スコアと尿蛋白、尿TCF21濃度との相関を確認した。またin vitro実験系、Tcf21過剰発現実験で細胞骨格に作用し細胞死の抑制することを確認した。B:変異ミトコンドリアDNA導入マウスでミトコンドリア変異率が90%を越え、加齢に伴いポドサイト障害が出現することを確認したことからミトコンドリア異常の腎病変の主標的がポドサイト障害であることが示唆される。
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