研究実績の概要 |
A. IgA腎症特異的な細菌の感染によるIgA腎症発症マウスを用いた病態の解析と治療法の開発 歯周病菌であるCampylobacter rectusの投与により、IgAの沈着が一部のマウスで観察されることを確認が終わり、血中の抗体価など補足するデータの検討を行っている。Treponema Denticolaの投与では、IgAの沈着は惹起で出来ず、これは繰り返しても同様の結果を得ている。さらに齲蝕菌であるミュータンス菌の静脈内投与でIgAの沈着を惹起することを見出し、現在検討中である。また、扁桃における持続感染が、免疫老化を惹起している可能性を考え扁桃におけるPD-1遺伝子やその関連遺伝子の発現を現在検討している B ヒトIgA腎症患者の扁桃摘出ステロイドパルス療法前後の腸内細菌叢の変化の検討 Campylobacter rectusが治療の予後のみならず、患者の蛋白尿と相関することを、別のコホートで確認し、論文として報告した。Campylobacter rectus in the Oral Cavity Correlates with Proteinuria in Immunoglobulin A Nephropathy Patients. Misaki T, Naka S, Wato K, Hatakeyama R, Nagasawa Y, Ito S, Inaba H, Nomura R, Matsumoto-Nakano M, Nakano K. さらに歯周病菌を広げて、現在陽性率を検討している
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