食塩感受性による高血圧症の発症には、腎尿細管のイオントランスポーターおよび、尿細管レニン・アンジオテンシン系が、重要な役割を果たしている。研究代表者の研究チームは、ヒト・ゲノム解析および、ユニークな遺伝子改変動物の研究を通して、高血圧・食塩感受性の『尿細管性機序』に関わる分子レベルでのメカニズムを明らかにした。Nedd4-2 C2ノックアウトマウスほかを対象にした研究の成果は、国際分子科学雑誌(IJMS)の、特別編集の『Ubiquitination in Health and Disease』発行の成果に至った。
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