• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

生体内分化誘導によるALS神経再生戦略の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K09773
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 神経内科学
研究機関東北大学

研究代表者

割田 仁  東北大学, 大学病院, 助教 (30400245)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード神経再生 / 運動ニューロン / アストロサイト / 神経炎症
研究成果の概要

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は代表的な成人発症の運動ニューロン疾患で、脊髄および脳・脳幹の運動ニューロン変性により発症から数年で全身の筋萎縮・筋力低下が進行し、呼吸筋麻痺をきたす致死性の神経変性疾患である。本研究では成体脊髄におけるアストロサイト分化・増殖・新生を促進する分泌性糖蛋白、骨形成蛋白質(BMP)4が治療標的となり得ることを明らかにした。活性化アストロサイトで進行性に発現亢進するBMP-4に拮抗することで、神経炎症全体を抑制し、運動機能低下を抑え、生存期間延長をもたらすことをALSモデル動物で示した。活性化アストロサイトを標的とした新規治療戦略を開発すべく、応用研究を開始した。

自由記述の分野

神経内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は、成人発症の難治性・進行性疾患の代表である筋萎縮性側索硬化症(ALS)において骨形成蛋白質(BMP)とその下流シグナルが新たな進行抑制治療の標的となり得ることを初めて明らかにしたものである。ALS同様に神経炎症を伴う他の神経変性疾患への応用も期待され、人口の高齢化とともに増加しつつある神経変性疾患の新しい進行抑制療法の開発につながると期待される。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi