研究課題
高齢化に伴い認知症患者の交通事故が社会問題化している。そのような背景から、本研究では、短時間で簡便に施行できる運転能力評価法の開発を目的としていた。研究実施計画は、タッチパネル式タブレット端末を用いたオプティックフロー認知検査の検査装置の開発および健常者および認知症患者にその検査とドライビングシュミレーター検査を行い、オプティックフロー認知能力と運転能力との関連性を検討することであった。平成29年度から作製を続けていたタッチパネル式タブレット端末を用いたオプティックフロー認知検査の検査装置は、予備実験を行いながら改良を繰り返し、最終年度にようやく完成した。研究開始当初はここまで時間を要する予定ではなかったが、様々な問題点が見つかったため、予想以上に完成するまでに時間を要した。現在、特許出願中である(能力判定装置、能力判定方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体,出願番号:特願2019-101022,出願人:国立大学法人九州大学,発明者:飛松省三,山﨑貴男)。本装置に興味を持った企業から、共同研究の要望がきている。
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Neurology and Clinical Neuroscience
巻: in press ページ: in press
doi: 10.1111/ncn3.12387
Neuroscience Letters
巻: 711 ページ: 134402
doi: 10.1016/j.neulet.2019.134402