研究課題
1. 症例登録と国際共同研究への参加:前年度に引き続き症例登録を行った。また、国際共同研究についても症例登録を継続した。国際共同研究については研究協力者であるC. Levi教授(豪州)、M. Parsons教授(豪州)と、面談やインターネットを介した会議により情報交換および研究の遂行について話し合った。2. CT灌流画像導入の効果:MRI基準の診療プロトコルからCT灌流画像による診療プロトコルへ変更したことにより、診療に要する時間が大幅に短縮したことを含め、急性期脳梗塞診療におけるCT灌流画像の重要性を学会発表した。3. 定量的評価と自動解析:フォローアップMRIにおける脳梗塞病巣が画像転帰を判定するうえで重要である。従来は用手的に計測する方法が一般的であったが、判定者内・判定者間誤差が生じる恐れがあることが課題となった。自動解析について、既存の装置の設定を変更することで解決するための検討を繰り返し行ったが、最終的に実現に至らなかった。そのため、自動解析を行うための新たなソフトウェアの導入に着手した。本研究期間内に側副血行路の発達と最終脳梗塞体積の関連を証明することを達成できなかったが、引き続き研究を継続中である。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)
臨床神経
巻: 59 ページ: 525-529
10.5692/clinicalneurol.cn-001297.