研究課題/領域番号 |
17K09810
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
河野 浩之 杏林大学, 医学部, 講師 (30602578)
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研究分担者 |
平野 照之 杏林大学, 医学部, 教授 (50346996)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 急性期脳梗塞 / 虚血ペナンブラ |
研究成果の概要 |
急性期脳梗塞では、救済可能な虚血ペナンブラ組織は時間とともに減少するといわれてきた。急性期脳梗塞症例に対するMRI画像の変化を見ることで虚血ペナンブラが存在していたことを推定することを応用したところ、脳梗塞発症から6時間以上経過した症例でも救済可能な脳組織が存在していた。このことから発症から時間が経過しても虚血ペナンブラが完全に消失するわけではないことが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
神経内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急性期脳梗塞では一刻も早く治療を行うことが患者の転帰改善には重要である。一方、時間がある程度経過していても救済可能な脳組織が存在する場合があることが明らかになった。研究期間中に発表された発症6時間以降の症例にも血管再開通療法が有効な場合があることと一致する結果であり、血管再開通療法の恩恵にあずかることができる患者の増加に繋がる点で、臨床上の意義は大きい。
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