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2019 年度 研究成果報告書

インクレチンによる膵β細胞増殖制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09825
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 代謝学
研究機関岐阜大学 (2018-2019)
京都大学 (2017)

研究代表者

矢部 大介  岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60378643)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード膵β細胞 / 増殖 / 老化 / シングルセルRNA-Seq
研究成果の概要

若齢、高齢の野生型マウスに対して、一細胞レベルで転写解析を行い膵β細胞が4つの亜集団に分類されること、亜集団のひとつは細胞増殖に関連した遺伝子群を発現する増殖β細胞からなることを見出した。さらに若齢マウスにおいて、増殖β細胞からなる亜集団は、膵部分切除術により増加するが、高齢マウスでは増殖β細胞は刺激前後でほとんど認められなかった。興味深いことに膵β細胞増殖制御に関与すると考えらえる新規転写因子を同定することに成功した。さらに、生体内における膵β細胞増殖を可視化すべく膵β特異的に細胞周期プローブを発現する遺伝子改変マウスの樹立にも成功した。

自由記述の分野

糖尿病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖尿病は膵β細胞の機能不全および膵β細胞量の低下を病因とし、その克服は世界的に最も重要な課題である。今回、膵β細胞量の制御機構の一部を明らかにすることができ、今後、膵β細胞量を標的にした糖尿病の発症予防および治療法の確立に大きく貢献するものと期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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