研究課題
nitric oxide (NO)およびノルアドレナリン(NA)の合成の補酵素として作用するテトラヒドロビオプテリン(BH4)がBATを介して糖・エネルギー代謝を制御する所見について、BH4欠乏マウスを用いて検討した。また、BH4欠乏マウスに対するバックグラウンドマウスのBATの移植実験により、高脂肪食による体重増加、内臓脂肪蓄積の抑制、血糖値の低下を認め、BH4が制御するBATが糖・エネルギー代謝に中心的な役割を果たしている重要な所見を得ており、論文発表を行った(Y. Oguri, Y. Fujita, N. Inagaki. et al. JCI Insight. 9: 91981. 2017)。BATの移植技術を用いた肥満・糖尿病に対する新規治療法の確立に向けて動物実験を行い系の確立を行っている。
2: おおむね順調に進展している
褐色脂肪細胞の移植の方法、有効性を動物モデルで確認した。
褐色脂肪組織の発生・分化・増殖に関与する因子のスクリーニングを行い、移植・再生医療の基盤を確立する。
すべて 2017
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)
JCI Insight
巻: 2 ページ: 91981
10.1172/jci.insight.91981