研究課題/領域番号 |
17K09860
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
堀江 貴裕 京都大学, 医学研究科, 助教 (20565577)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 非アルコール性脂肪肝炎 / 非コードRNA / マイクロRNA / コレステロール / 脂肪酸 |
研究成果の概要 |
非アルコール性脂肪肝炎は、我が国において生活の欧米化とともに患者数は増加している。肝硬変、肝がんの発症への進展がみられるが、その成因は明らかとなっておらず治療法も確立していない。本研究では、20塩基程度の蛋白に翻訳されない非コードRNAであるマイクロRNAの非アルコール性脂肪肝炎に果たす役割について研究を行った。その結果、マイクロRNAは非アルコール性脂肪肝炎の発症に重要な働きがあることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
心血管代謝性疾患
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非アルコール性脂肪肝炎は脂肪肝の患者の1割程度に見られる、肝臓の炎症と線維化を主体とする肝炎である。この病態が進行すると肝硬変、肝がんなどへつながることが示されているが、その成因が明らかでなく根本治療法はない。近年、蛋白にならない遺伝子として非コードRNAに注目が集まっている。本研究から非コードRNAの一つであるマイクロRNAがその成因に大きな役割を果たしていることが明らかとなった。マイクロRNAの発現や機能を制御することが新たな治療法の開発につながると考えられる。
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