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2021 年度 研究成果報告書

デジタルPCR法による好酸球増多症候群の診断のマルチバイオマーカーの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09905
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関神戸大学

研究代表者

定 明子  神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (90467655)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード好酸球増加症候群
研究成果の概要

原因不明な様々な好酸球増加症は好酸球増多症候群(HES)と総称される。一部のHESにはチロシンキナーゼ阻害剤イマチニブが有効な例が存在するがその分子メカニズムは不明である。本研究は様々な原因の好酸球増多症患者の末梢血血球を用いて、病態に関連する異常な遺伝子発現量をPCR アレイ法によりスクリーニングし、デジタルPCR 法により少量mRNA量を測定するHESの診断性および治療反応性予測のバイオマーカーの開発を試みた。数人のイマチニブが有効なFIP1L1-PDGFRA陰性HESではイマチニブが標的とする単一あるいは複数の遺伝子発現量が亢進し治療反応性バイオマーカーとなる可能性が示唆された。

自由記述の分野

血液内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

原因不明の好酸球増加症であるHESと診断される患者は現在も絶えず、好酸球増加性疾患を鑑別するのに有効な診断技術はまだない。
本研究の目的は末梢血中において好酸球増加症の様々な病態と関連した複数の遺伝子の発現異常を調べることにより、好酸球増加症が良性か悪性か、イマチニブ(慢性骨髄性白血病の治療薬)が有効か否かに関連するバイオマーカーを複数組み合わせて、複雑なHESの病態を予測する診断法を開発することである。
本研究で解明する好酸球増加症の様々な病態に関連した複数遺伝子発現パターンの違いは、マルチバイオマーカーとしての臨床応用が可能であり好酸球性疾患の診断技術の向上に貢献することが期待できる。

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公開日: 2023-01-30  

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