研究課題/領域番号 |
17K09924
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
山口 素子 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (50359767)
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研究分担者 |
鈴木 律朗 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (20280810)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | NK/T細胞リンパ腫 / 新世代治療 / 多施設共同研究 / 国際情報交換 |
研究成果の概要 |
2000-2013年に国内31施設で診断された節外性NK/T細胞リンパ腫、鼻型 (ENKL)患者を対象とした多施設共同調査研究を、韓国の研究者と一部共同で行った。限局期鼻ENKL患者の約4分の1が治療法にかかわらず診断後2年以内の原病増悪を経験し、鼻外ENKLの大半の患者で新世代治療が臓器機能および全身状態の点から実施困難であった。観察期間中央値7.9年での追跡調査により、初発限局期鼻ENKLに対するRT-DeVIC療法の長期有効性と安全性が確認された。
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自由記述の分野 |
血液内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、日本国内におけるENKL新世代治療の実態がさらに明らかにされた。早期増悪や鼻外発症など、新世代治療によっても満たされていない医療ニーズを持つ患者集団の同定は、今後の治療開発の基盤となるものである。依頼により執筆した複数の総説は国内外での治療アプローチを偏りなくレビューしており、すでに多く閲覧および引用されていることから、当初治療コンセンサスレポートの作成で意図した役割を果たしつつある。
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