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2019 年度 研究成果報告書

中枢神経白血病に対するエピジェネティク療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09938
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関自治医科大学

研究代表者

古川 雄祐  自治医科大学, 医学部, 教授 (00199431)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード分子標的療法 / LSD1阻害剤 / 急性Tリンパ性白血病 / 中枢神経白血病 / エピジェネティクス
研究成果の概要

T細胞性急性リンパ性白血病(T-ALL)の治療成績は未だ不良で、新たな治療戦略が必要とされている。とくに予後の悪化に直結する中枢神経再発を予防・治療する分子標的薬は高い有用性が期待される。最近、申請者らはヒストン脱メチル化酵素LSD1がT-ALL発症のドライバー遺伝子であることを見いだした。そこで理化学研究所・梅原崇史博士との共同研究によって新規のLSD1阻害薬を多数合成、T-ALLに対する有効性をスクリーニングし、臨床応用レベルの効果と特異性・安全性を有する化合物を同定した。LSD1阻害剤は経口投与が可能で、かつCNS移行の良好なものが多く、T-ALLの治療に高い優位性を有すると期待される。

自由記述の分野

血液内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

新規LSD1阻害剤S2157は、T-ALLに対して臨床応用可能なレベルの力価を有し、今まで治療が困難とされてきたCNS病変に対しても有効である可能性が示された。現在、T-ALLに対する分子標的薬として臨床応用されているものはなく、LSD1阻害剤はその第1号として既存の治療戦略への組み込みが期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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