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2019 年度 研究成果報告書

骨髄腫最適化治療に向けたIMiDsと抗体医薬の免疫賦活機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09963
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

伊藤 量基  関西医科大学, 医学部, 准教授 (70434826)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードIMiDs / type I IFNs / Th2 immune response / allergy / multiple myeloma / antibody drugs / dendritic cells / CCL17
研究成果の概要

レナリドミドは、plasmacytoid dendritic cells (DCs)からのIFN-α生産を維持増強し、一方、myeloid DCsに対して、Th1応答を抑えTh2応答へシフトさせ、液性免疫・アレルギー応答の増強を惹起する能力が示された。すなわち、IMiDsは、樹状細胞関連免疫応答を増強することで免疫の賦活化に寄与する。多発性骨髄腫は免疫不全が特徴であり、その免疫不全が予後に関与するが、我々の結果は、IMiDsの有する免疫賦活能の新たなターゲット細胞を同定したとともに骨髄腫治療でIMiDsが有用であるその機序の一端を解明出来たと言える。

自由記述の分野

血液免疫学 樹状細胞 造血器腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫調節薬IMiDsという薬剤が、なぜ多発性骨髄腫に対し効くのか?その免疫学的解析を樹状細胞という免疫システムの司令官をターゲットとして解明し得たことが学術的意義と言える。また、この薬剤を使用した場合、有害事象の皮疹が出ると、実は潜在的に治療効果が高い可能性があることが示された。この結果は、実臨床で非常に有益な情報と考えられ社会的意義があると考える。

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公開日: 2021-02-19  

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