シェーグレン症候群(SS)の発症機序において、病因細胞であるM3R反応性Th1細胞の抗原特異性を維持したまま、制御機能をもったTreg細胞へ機能チェンジする誘導分子を検索し、創薬化することを目的とした。その結果、M3R反応性Th1細胞からT-iPS細胞への作成、T-iPS細胞からDC細胞への分化誘導、T-iPS細胞からCD34+CD43+細胞への分化誘導に成功した。今後、T-iPS細胞からCD4+Treg細胞へ分化誘導することに成功できれば、SSの病因細胞であるM3R反応性Th1細胞を制御機能を持ったTreg細胞へ機能転換する分子を検索することができよう。
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