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2019 年度 研究成果報告書

臨床症状と遺伝素因に基づくベーチェット病の亜群分類

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09990
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 膠原病・アレルギー内科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

岳野 光洋  日本医科大学, 医学部, 准教授 (50236494)

研究分担者 桐野 洋平  横浜市立大学, 医学部, 講師 (50468154)
黒沢 美智子  順天堂大学, 医学部, 准教授 (70245702)
水木 信久  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (90336579)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードベーチェット病 / HLA / クラスター解析 / 腸管ベーチェット病
研究成果の概要

ベーチェット病(B病)病の臨床症状の出現様式は一定のパターンを有する亜群に分類されるという仮説のもと、自験例(657例)および厚労省特定疾患新規申請時の臨床調査個人票(7399例)についてクラスター解析を行った。いずれの解析でも腸管病変を有する群が皮膚粘膜病変、眼病変、神経病変を主体とする群と別のクラスターを形成していた。この群はTNF阻害薬が使用され、頻回の入院を要する重症例が多く、発症時の関節病変有、眼病変なし、HLA-B51陰性が危険因子となっていた。

自由記述の分野

臨床免疫

研究成果の学術的意義や社会的意義

ベーチェット病の臨床像は多様であり、病型、重症度に応じた治療対応が必要であり、国内外の診療ガイドラインにおいても個別化医療の重要性が強調されている。本研究の臨床亜群分類の試みは、今後、亜群ごとの臨床経過、予後、治療反応性を明らかにすることで将来的な個別化医療の礎となるものと期待される。また、HLA-B51の有無がそれぞれ眼病変、腸管病変と関連するなど、遺伝素因の関与について明らかにすることで、より早期の亜群分類が可能となり、個別化された先制医療にもつながるものと期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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