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2019 年度 研究成果報告書

アレルギー性気道炎症におけるWnt11産生樹状細胞の役割の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09996
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 膠原病・アレルギー内科学
研究機関千葉大学

研究代表者

岩田 有史  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (90436353)

研究分担者 中島 裕史  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (00322024)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードアレルギー / 樹状細胞
研究成果の概要

気管支喘息をはじめとするアレルギー疾患は国民の約30%が罹患する国民病であるが、依然対症療法が治療の中心であり、根治療法の開発のための新たな病態解明が急務である。
近年、発生・器官形成において重要な働きをすることが知られているWnt/FzdシグナルがT細胞分化に影響を及ぼすとの少数の報告があるが、未だ一定の見解は得られていない。そこでTh2細胞分化、アレルギー性気道炎症におけるWnt産生樹状細胞の役割を解明することを目的に本研究を行った。本研究により気管支喘息におけるWnt蛋白の重要性が明らかとなったため、さらなるメカニズムの解明と新規治療ターゲットとしての検討を進めていく。

自由記述の分野

気管支喘息

研究成果の学術的意義や社会的意義

アレルギー疾患における根治療法は存在せず、さらなる病態解明が望まれている。本研究では、発生・増殖を司るWnt蛋白のアレルギー疾患への関与を明らかにした点に学術的に意義がある。Wnt蛋白の作用は多岐の細胞にわたり、多面的な作用を及ぼすため、本研究の成果が臨床応用には直結しない。しかし、今後さらなるメカニズムの解明により特異的なシグナルカスケードを明らかにすることで、これまでのサイトカインによる免疫制御とは異なる観点からの治療戦略が生まれることから、従来の免疫抑制療法に抵抗性の難治性患者への新規治療に結び付く可能性がある。

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公開日: 2021-02-19  

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