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2019 年度 研究成果報告書

新規アスペルギルス症診断系の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10040
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 感染症内科学
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

宮崎 義継  国立感染症研究所, 真菌部, 部長 (00311861)

研究分担者 山越 智  国立感染症研究所, 真菌部, 室長 (00212283)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード分泌小胞 / RNA / 膜タンパク質
研究成果の概要

本研究は侵襲性アスペルギルス症の主要な原因菌であるAspergillus fumigatusの菌体外に放出される分泌小胞が、感染時血中あるいは尿中に放出されることを予想し、診断に応用することを目的とした。分泌小胞に含まれるRNAとタンパク質を解析し、分泌小胞中のRNAを検出する系の構築はできたが、抗膜タンパク質抗体を用い分泌小胞を濃縮する系の構築には至らず今後の課題となった。

自由記述の分野

真菌症

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究においてアスペルギルス症の主な原因菌であるAspergillus fumigatusでも他の真菌と同様に分泌小胞が確認され、さらにRNAの解析より様々な小分子RNAが同定された。人をはじめとする高等生物の分泌小胞の1つであるエクソソームでは、含まれる小分子RNAの種類が病気を反映すること、また、それがエクソソームを介して他の細胞に伝達され病気に関係することが分かってきており、アスペルギルス症においても、真菌の分泌小胞のRNAが、病態を反映するだけでなく病原性にも関与することも考えられ、本研究で得られた成果は、今後の真菌症の基礎および臨床研究に寄与するものと考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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