研究成果の概要 |
低ホスファターゼ症に関し新生児乾燥濾紙血を用い検査した結果(n=10,777、同意率約 96 %、TNSALP活性分布は平均値752.1pmol/hr/diskを中心に上下になだらかな濃度分布を示した。カットオフを300pmol/hr/disk未満で運用した結果、再採血が11例発生し(11/10,777=0.10%)、要精密は発生していない。発見されたアルカリホスファターゼ低値の新生児は、生化学検査におけるアルカリホスファターゼ測定、ホスホエタノールアミン測定、遺伝子解析などをおこない確定診断をおこなうことにより、適切な診断、治療の時期と、疾患概要とを明らかにすることができると考えられた。
|