| 研究分担者 |
柳生 茂希 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10572547)
細井 創 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20238744)
菊地 顕 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (40453104)
宮地 充 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40584983)
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| 研究実績の概要 |
平成30 年度の当初の予定である、１） YM753の培養細胞における増殖抑制のメカニズムの解明と２）YM753投与による分化誘導効果の検討を行った。
１）については、神経芽腫および横紋筋肉腫細胞株にて、動物実験モデルでの抗腫瘍効果の検討を行った。前臨床試験のため異種移植マウスモデルを作成し、腫瘍サイズと転移の有無をIVISイメージングシステムを用い検討した。マウスモデルにおいては、YM753投与群は非投与群に比べて腫瘍サイズ、生存曲線ともに有意差を持って改善するデーターが得られ、マウスの投与群において投与期間中に体重減少が僅かに見られたが、投与中止後に回復した。２）については、神経芽腫細胞移植マウスのYM753投与後組織検体において、分化傾向があるかを組織学的検討を行っている。以上の結果から横紋筋肉腫に対するYM753の効果については、小児科学会総会で発表すると供にOBP‑801, a novel histone deacetylase inhibitor, induces M‑phase arrest and apoptosis in rhabdomyosarcoma cells. Oncol Rep. 2019 Jan;41(1):643-649.に報告した。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
横紋筋肉腫に関しては、論文報告Tomoyasu C, Kikuchi K, Kaneda D, Yagyu S, Miyachi M, Tsuchiya K, Iehara T,Sakai T, Hosoi H. OBP‑801, a novel histone deacetylase inhibitor, induces M‑phase arrest and apoptosis in rhabdomyosarcoma cells. Oncol Rep. 2019Jan;41(1):643-649. doi: 10.3892/or.2018.6813. Epub 2018 Oct 22. PubMed PMID:30365145. ができている。
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