研究課題
H29年度は、蘇生時における医療ガス投与が生理パラメーターに及ぼす影響を調べ、CMRO2値にどのように影響を与えるかを調べた。この医療ガスの一つとして、脳保護作用が報告されている水素ガスを使用した。11頭の新生仔豚を対象に、低酸素負荷+無投与群(5例)、低酸素負荷+水素ガス群(6例)にわけ、低酸素負荷後の血圧、心拍数、脳血液量、脳内Hb酸素飽和度、の変化を負荷後(蘇生後)6時間までモニタリングし、両群の変化の違いを評価した。その結果、特に大きな違いは認めなかった。
2: おおむね順調に進展している
11頭の実験を行い、CMRO2算出に必要なデータを収集することができた。
今年度は、豚に対し、矢状静脈にカテーテル挿入を行い、脳内静脈飽和度の測定と、ICG投与による脳血流量の測定を、水素ガス吸入、水素ガス非吸入群で行う予定である。
前倒し請求を行い体温管理システムを購入したため
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