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2017 年度 実施状況報告書

ビリルビン代謝と脳血管内皮の機能的成熟評価による早産児核黄疸予防の基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K10179
研究機関香川大学

研究代表者

岩瀬 孝志  香川大学, 医学部附属病院, 講師 (30284368)

研究分担者 安田 真之  香川大学, 医学部附属病院, 講師 (00380155)
小谷野 耕佑  香川大学, 医学部附属病院, その他 (20437685)
岡田 仁  香川大学, 医学部附属病院, 助手 (30253272)
中村 信嗣  香川大学, 医学部附属病院, その他 (30437686)
日下 隆  香川大学, 医学部, 教授 (50274288)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード新生児黄疸 / 核黄疸 / 高ビリルビン血症 / HPLC
研究実績の概要

香川大学医学部附属病院および関連施設で入院管理している新生児(正期産児、早産児、超早産児)を対象とし、新生児のCO-Hbの測定がビリルビンの生成指標となるためCO-oximeterによるCO-Hb(%)の測定を行い、産生能の指標とした。4Z,15Z-ビリルビンⅨαと抱合ビリルビンの測定をHPLC等での測定を応用し、血清や尿での測定を行う。新生児の尿中コプロポルフィリン(UCPI/I+III)比をHPLCを使用し解析を行い、抱合能の測定と同様に、在胎週数別、生後日齢別の解析を行った。脳循環周期性変動の測定は、多チヤンネルNTRS(光トポグラフィー、日立製作所製、24chもしくは91ch)を使用し静睡眠時に測定を行い、20分程度の測定時間で、酸素化Hbと脱酸素化Hbでの周期性変動を共に解析し、0.001-0.02Hz,0.02-0.06Hz,0.06-0.10Hz, 0.10-0.15Hzの周波数のpower spectrum density(PSD)を解析し、0.06-0.10Hzの割合の変動を在胎週数別、生後日齢別の解析を行った。また周期変動の領域別の局所的相関を検討し、connectivityの検討も行うとともに同時にABRの測定も行い、各波形の出現率や潜時との比較検討も行った。肝臓ビリルビン抱合能、中枢神経系血管内皮機能の成熟度を在胎週数別、生後日齢別に評価し、関連性を検討すると同時に、現在の高ビリルビン血症治療基準での体重別同一区分内での、成熟度の相違による群分けの可能性を検討していくようにしている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新生児(正期産児、早産児、超早産児)を対象としており、ご協力を得られることが困難なことがある。検体採取と処理に時間を要していることが考えられる。

今後の研究の推進方策

平成30年度は研究実施計画に基づき症例数を増やすように努めていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

今年度は、必要とする金額を使いきれていなかったため、次年度使用額が生じたと考えられる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 新生児集中治療室(NICU)で使用する薬剤のビリルビン遊離作用の研究-第2報:抗生物質の文献学的検索2017

    • 著者名/発表者名
      新居広一郎、岡田 仁、杉野政城、伊藤 進、川本昌平、近藤健夫、加藤育子、西庄佐恵、小谷野耕佑、安田真之、岩瀬孝志、日下 隆
    • 学会等名
      第44回日本小児臨床薬理学会学術集会

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公開日: 2018-12-17  

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