研究課題/領域番号 |
17K10208
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
欠田 成人 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (00422866)
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研究分担者 |
水谷 仁 三重大学, 医学部, 非常勤講師 (30115737)
山中 恵一 三重大学, 医学系研究科, 教授 (70314135)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 薬疹 / 好塩基球 |
研究実績の概要 |
本年は昨年に引き続いて、研究の目的に記載したごとく、アレルギー性薬疹や薬剤によると思われる有害事象の症例、造影剤アレルギー、各種食物アレルギー等の患者に対して、その被疑薬剤や食物抗原同定の為のパッチテスト、プリックテスト、薬剤リンパ球刺激試験(Drug Lymphocyte Stimulation Test; DLST)と共に、臨床経過中に好塩基球活性化試験(Basophil activation test; BAT)を行い、現時点で約110例の症例を集積し、薬疹の型別による陽性陰性頻度とそのDLSTとの違いについて検討した。また、一部の検討可能な症例においては、BAT、DLSTの経時的な変化についても検討を行った。その内容の一部は、Drug hypersensitivity meeting 2018や日本アレルギー学会、日本皮膚免疫アレルギー学会等で発表すると共に、三重県アレルギー研究会や、地域の医師会や薬剤師会主催の講演会等において、さらなる症例の集積を目指すべく重症薬疹例につき皮膚科以外の医師にこれら検査の重要性の啓蒙を行った。また、関連論文としてJournal of Dermatology等に発表するとともに、研究意義やその重要性、今後の展望につき啓蒙活動を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
好塩基球活性化試験自体は薬剤リンパ球刺激試験に比べると比較的少量の採血で行えるため、検討症例の集積は順調にできているが、動物実験と異なり、実際の症例が来院されなければ症例の集積が不可能である事から、一定のスピードとならざるを得ないところが問題となる。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究に関しては、当初の研究計画に沿って進行予定であるが、病院内他科や、他病院の医師へのさらなる啓蒙を行うことで、他科に受診された薬疹症例 のすくい上げをおこない、症例集積スピードを増加したいと考えている。
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