研究課題/領域番号 |
17K10211
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
大湖 健太郎 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (90595274)
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研究分担者 |
中島 喜美子 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 准教授 (20403892)
佐野 栄紀 高知大学, 医学部, 特任教授 (80273621)
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研究期間 (年度) |
2022-11-15 – 2024-03-31
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キーワード | 多毛症 / Cantu症候群 / 毛乳頭細胞 / SUR2B遺伝子 / Minoxidil / 発毛 / Dermal papillae |
研究成果の概要 |
毛は、掌蹠をのぞく全身皮膚に存在し、頭髪、眉毛、腋毛などの硬毛とほかの多くの皮膚に分布する軟毛に分類され、その恒常性維持は整容的意味における生活の質への影響が大きい。本研究は、遺伝性多毛症であるCantu症候群の毛乳頭細胞を用いて、間葉系細胞における多毛にいたるシグナルを解析し多毛症の本態を明らかにすることを目的とした。Cantu症候群患者群、健常コントロール群において毛乳頭細胞の分離培養系を確立し、これらの細胞が発現している遺伝子群、タンパク質に関して、網羅的に解析を進めた。また、確立した毛乳頭細胞培養系に、既知の発毛促進剤を投与することで、発毛関連タンパク質の発現が認められる事を確認した。
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自由記述の分野 |
皮膚科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、Cantu症候群の多毛における分子動態が明らかにされた。加えて、本研究の成果は、新規発毛剤のシーズにもなりうると考えられた。
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