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2018 年度 実施状況報告書

ケモカインELC/CCL19の新規受容体同定とその乾癬における役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K10217
研究機関近畿大学

研究代表者

中山 隆志  近畿大学, 薬学部, 教授 (60319663)

研究分担者 松尾 一彦  近畿大学, 薬学部, 講師 (70615921)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードケモカイン / 乾癬 / 新規受容体
研究実績の概要

本研究の目的は、ケモカインELC/CCL19とその新規受容体の相互作用解析を通じて、ELC/CCL19の新規受容体を介した生理的および病的役割を解明することにある。
研究代表者は、これまでにELC/CCL19はGPCR#13に対して既知受容体であるCCR7と同様に強い細胞遊走活性を示すことを見出した。そして、ヒト末梢血正常細胞において、GPCR#13は既知受容体CCR7の発現していないエフェクター細胞に広く発現することを明らかにした。
平成30年度は、ヒト乾癬患者の皮膚臨床検体のreal-time PCR解析により、ELC/CCL19および新規受容体GPCR#13の発現が認められ、特に重症度の高い患者の検体で高い値を示すことを明らかにした。
これらの結果は、ELC/CCL19はGPCR#13に対する機能的な新規アゴニストであり、エフェクター細胞の遊走を介して乾癬の病態形成において重要な役割を果たすことが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究の根幹の項目については順調に進行している。

今後の研究の推進方策

研究の根幹の項目については順調に進行しているため、今後も当初の計画通りに遂行する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Th17依存的な乾癬モデルマウスの作製とケモカイン受容体CCR4の役割2019

    • 著者名/発表者名
      本澤龍茉、松尾一彦、北畑孝祐、長沼孝典、有馬優香、岩間有咲、長久保大輔、義江修、中山隆志
    • 学会等名
      日本薬学会第139年会
  • [学会発表] 新規アスコルビン酸誘導体は抗炎症作用を介して乾癬病態を改善する2018

    • 著者名/発表者名
      長沼孝典、松尾一彦、北畑孝祐、西川莉央、中山隆志
    • 学会等名
      第68回日本薬学会近畿支部総会・大会

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公開日: 2019-12-27  

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