研究課題/領域番号 |
17K10232
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
竹原 和彦 金沢大学, 医学系, 教授 (50142253)
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研究分担者 |
松下 貴史 金沢大学, 附属病院, 講師 (60432126)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 全身性強皮症 / IL-6 / IL-10 / 制御性B細胞 / エフェクターB細胞 |
研究成果の概要 |
全身性強皮症は皮膚・内臓諸臓器の線維化を来す自己免疫疾患で、その病態形成にB細胞が強く関与している。PBMCを採取し、CpG、PMA、Ionomycin存在下で5時間培養し、細胞IL-6染色を行いFACSにてIL-6産生Effector B細胞を測定する系を確立した。また、強皮症患者におけるIL-6産生B細胞の頻度を解析したところ、健常人と比べ、強皮症で有意にIL-6産生B細胞が増加していた。さらにIL-6産生B細胞は強皮症の皮膚硬化の重症度を反映していた。さらに抗BAFF抗体投与によりにIL-6産生Effector B細胞が低下することが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
皮膚科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
全身性強皮症は皮膚・内臓諸臓器の線維化を来す自己免疫疾患で、重症例では致死率の高い難病である。本研究により、IL-6産生Effector B細胞の測定法を開発し、そのフェノタイプを同定した。また、全身性強皮症においてIL-6産生Effector B細胞が上昇しており、さらに重症度を反映するスキンスコアを相関することを明らかにした。これらの結果より、IL-6産生Effector B細胞が全身性強皮症の新規治療標的となる可能性が示唆され、学術的意義の高い研究成果である。
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