研究実績の概要 |
1. monocyte-derived dendritic cells (mDCs)とmonocyte-derived Langerhans cells (mLCs)におけるヒスタミン受容体 (HR)の発現を検討した。mDCs・mLCs共にHR3はmRNA levelで発現をしていなかった。mDCs・mLCs共にmRNA levelでHR1, HR2, HR4を発現していたが、mLCsにおいてHR1, HR2はprotein levelで発現していなかった。よって、mLCsはHR4を、mDCsはHR1, HR2, HR4を発現している。 2. ヒスタミンのmDCsにおけるHIV感染への影響を検討した。ヒスタミンは濃度依存性にややmDCsにおけるHIV感染を増強する傾向があるが、有意差は認められなかった。 3. HR1/HR2/HR4 agonist & antagonistのmDCsにおけるHIV感染への影響を検討した。興味深いことにHR2 antagonistは有意にmDCsにおけるHIV感染を抑制した。そのメカニズムについては現在検討中である。 4. PAFのmDCsにおけるHIV感染への影響を検討した。PAFは濃度依存性にmDCsにおけるHIV感染を抑制し、高濃度では有意差を認めた。そのメカニズムについては現在検討中である。 5. mLCsにおけるヒスタミン、HR4 agonist & antagonist、PAFのHIV感染に対する影響を現在検討中である。
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