網状肢端色素沈着症は点状もしくは網状の色素斑が手背足背に出現する常染色体優性遺伝形式の遺伝性色素異常症です。研究代表者らはエクソームシークエンスにより2013年にRAKの原因遺伝子がADAM10であることを明らかにしました。そこで本研究で病態解明と治療薬開発を目指しました。病態解明に関しては、皮膚においてADAM10によるsheddingを受ける基質タンパクを検討したが有意な結果は得られませんでした。新規候補薬剤を同定するため迅速スクリーニング系を用いて薬剤ライブラリをスクリーニングを行いましたが候補となる薬剤は得られませんでした。
|