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2019 年度 研究成果報告書

ヒトiPS細胞由来メラノサイトを使用した白斑・乳輪再建・悪性黒色腫再生医療研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10259
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 皮膚科学
研究機関東北医科薬科大学 (2018-2019)
聖マリアンナ医科大学 (2017)

研究代表者

川上 民裕  東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (20297659)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードメラノサイト / iPS細胞 / 悪性黒色腫 / 美白物質
研究成果の概要

ヒトiPS細胞由来メラノサイトを独自の条件設定で、効率よく分化・増殖させ、大量産生に成功(特許取得)。この臨床応用を模索した。(1)白斑や脱色素斑、乳輪再建の色素作成。(2)悪性黒色腫での機序解明できる。(3)美白化粧品の主成分である様々な物質のメラノサイトへの効果を検証する試験へ使用する。特に(3)では美白化粧品の有名な物質コウジ酸をヒトiPS細胞由来メラノサイト培地に添加。コウジ酸はフェオメラニンを増加させて、黒色を淡く見せる効果があることがわかった。

自由記述の分野

皮膚科

研究成果の学術的意義や社会的意義

皮膚生検からメラノサイトを分離し、培養で大量産生されることは困難な技術とされている。白斑の治療でヒトメラノサイトを白斑皮膚に移植するためには、広範囲の皮膚からでないと大量のメラノサイトが獲得できない。メラノサイトが癌化した悪性黒色腫の発症メカニズムは不明である原因の一端に、ヒトメラノサイトの培養が困難が挙げられる。美白化粧品のための成分を開発する際に行われる評価試験で、対象となるヒトメラノサイト株は購入できるが、日本人由来のものがなく白人や黒人由来である。さらにロット毎にメラノサイト株を採取されたヒトが異なる。従って、実験データのばらつきが多い、安定性に掛ける。

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公開日: 2021-02-19  

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