非特異的な皮疹を呈したGVHD患者におけるヒトヘルペスウイルス群再活性化の関与について検討を行い、免疫再構築症候群時の皮膚病態形成におけるサイトメガロウイルス再活性化を中心に検討を実施した。GVHDの患者皮疹部においてTNFa、IL-6、IL-17が上昇し、その結果M1マクロファージが増殖して炎症反応を増強している基礎データの獲得に成功した。また、マウスGVHDモデルとして異型のマウスに骨髄細胞や脾細胞を投与する骨髄移植後マウスが従来用いられていたが、新規モデルとして体重減少・皮膚症状の出現についても確認する系の確率に成功した。
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