研究課題/領域番号 |
17K10284
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
嶽北 佳輝 関西医科大学, 医学部, 准教授 (70548403)
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研究分担者 |
加藤 正樹 関西医科大学, 医学部, 准教授 (00351510)
吉村 匡史 関西医科大学, 医学部, 准教授 (10351553)
西田 圭一郎 大阪医科薬科大学, 医学部, 准教授 (40567567)
木下 利彦 関西医科大学, 医学部, 教授 (20186290)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 治療抵抗性統合失調症 / 精神薬理学 / ミノサイクリン / クロザピン / ミクログリア |
研究成果の概要 |
当該研究の研究期間はコロナ禍と一致し、サンプルリクルートには極めて大きな障壁が存在した。このため、十分な研究遂行は困難であったものの、得られた情報をベースにして、当施設ならびに他施設における共同研究者や関連研究者と共に、9本の関連英語論文、20本の日本語関連論文の作成を行い、公表に至っている。これらの研究結果は長期的な視点において、治療抵抗性統合失調症の治療の効率化並びに最適化の一助になると考えられる。
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自由記述の分野 |
精神科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
活性型ミクログリア抑制薬であるミノサイクリンについては、近年大規模なネットワークメタ解析の結果から、治療抵抗性統合失調症への追加投与において、プラセボと比較して有意さがないことが示されている(Yeh et al. Asian J Psychiatr. 2023)。これらの結果は我々の限られたサンプルから得られたデータと近似する結果であった。このような結果から、臨床的には活性型ミクログリア抑制薬の治療抵抗性統合失調症への投与には実現可能性は乏しいものの、一部有効性を示したサンプルも存在したことから、今後の新たな創薬に向けたヒントを抽出できたと考えられる。
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