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2020 年度 研究成果報告書

ADAM10を治療標的とする統合失調症の発症予防・遅延医療技術の創出

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10293
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 精神神経科学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

三河 須美子  浜松医科大学, 医学部, 助教 (70359743)

研究分担者 植木 孝俊  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (60317328)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード統合失調症 / ミクログリア
研究成果の概要

本研究では、fractalkine(FKN)から可溶性FKNを産生する病態プロテアーゼADAM10の活性を、in vivo にてMRIで画像化するためのMRIスイッチング・プローブを創製した。そして、ニューロン・ミクログリア共培養系における可溶性FKNの産生を、MRIスイッチング・プローブを設計・合成し、NMRにてリアルタイムで定量的に解析することに成功した。また、統合失調症の培養脳スライスモデルを調製し、そこでの炎症反応の生起に伴うミクログリアでの遺伝子発現変化を解析し、ミクログリアの活性化に関与する脳内因子を同定した。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

統合失調症は、思春期前後に発症し、幻覚妄想、自発性欠如や感情鈍磨、認知機能障害を呈し社会機能の障害を残す進行性の精神疾患である。近年、我々は頭部専用ポジトロン断層撮影(PET)を用いて、統合失調症患者の脳では広汎な部位でミクログリアが活性化していることを明らかにした。本研究では、統合失調症の培養脳スライスモデルを調製し、そこでの炎症反応の生起に伴うミクログリアでの遺伝子発現変化を解析することによって、ミクログリアの活性化に関与する脳内因子を同定した。

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公開日: 2022-01-27  

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