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2019 年度 実績報告書

アルツハイマー病における脳内アミロイド沈着の早期発見と病態解明に向けた研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K10303
研究機関大阪大学

研究代表者

吉山 顕次  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (20426498)

研究分担者 高橋 洋人  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (20617352)
梶本 勝文  大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (30403067)
安野 史彦  国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医長 (60373388)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードアルツハイマー病 / 特発性正常圧水頭症 / 脳脊髄液 / アミロイドβ / 頭部MRI
研究実績の概要

本研究の目的は、アルツハイマー病の原因となる、脳内に沈着したアミロイドβ(Aβ)をMRIを用いて調べる方法を検討することである。本研究において、Aβを検出するために、画像再構成技術Phase Difference Enhanced Imaging (PADRE)で、大脳におけるAβ沈着の定量的測定を行った。データ解析については、熊本大学大学院保険学教育学部先端生命医療科学部門の米田哲也が行った。合計で26例の頭部MRIデータについて、解析がなされた。この解析に当たって、米田哲也は他の施設のデータと比較して、施設間の差異がないように、パラメータの最適化を行った。そして、認知症の症状と関連のあると考えられる関心領域(Region of Interest: ROI)を設定し、エコーごとの定量値からAβの値を推定することを目的に解析を行った。さらに、各患者の脳脊髄液のAβの値と比較して、その精度を確認するという手順を想定している。しかしながら、解析の困難さとコロナウイルスの影響で、ROIに関する解析が中断され、研究が中途で止まっている状況である。
今後の研究の展開として、上記のように脳脊髄液のAβの値と比較し、パラメータの最適化を行う。次に、アミロイドPETを撮像した数例の被検者を対象に頭部MRIを撮像し、PADREによる解析を行い、各ROIごとに実際のAβの沈着パターンが再現できているかを比較検討する。そして、高価で撮像が限定されるアミロイドPETの代わりに、ある程度普及しているMRIでAβの沈着が確認できることを目標としていく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Cerebral blood flow and Alzheimer's disease‐related biomarkers in cerebrospinal fluid in idiopathic normal pressure hydrocephalus2019

    • 著者名/発表者名
      Azuma Shingo、Kazui Hiroaki、Kanemoto Hideki、Suzuki Yukiko、Sato Shunsuke、Suehiro Takashi、Matsumoto Takuya、Yoshiyama Kenji、Kishima Haruhiko、Shimosegawa Eku、Tanaka Toshihisa、Ikeda Manabu
    • 雑誌名

      Psychogeriatrics

      巻: 19 ページ: 527~538

    • DOI

      10.1111/psyg.12435

    • 査読あり

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公開日: 2021-01-27  

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