研究課題/領域番号 |
17K10316
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
中村 元昭 昭和大学, 発達障害医療研究所, 准教授 (50464532)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 反復性経頭蓋磁気刺激法 / 気分障害 / 前頭前野 / 頭部MRI / 脳波 |
研究実績の概要 |
平成30年度は、うつ病患者計11名に対して、反復性経頭蓋磁気刺激法(rTMS)のRCTを実施して、その前後で頭部MRI、DTI、脳波のデータを縦断的に取得した。rTMSの総セッション数は、220セッションで、安全性に関しては一過性の頭皮痛(刺激痛)が23.2%(51件)認められた。同意撤回者や脱落者はいなかった。安全性情報に関しては、脳プロ・DecNef安全性検討委員会に定期報告を行い、外部委員の判断も含めて、安全性に問題のないことを確認することが できた。刺激プロトコールとしては、iTBS(間歇性シータバースト刺激)やQPS(反復単相性4連発磁気刺激法)といった新規性の高い刺激プロトコールを安全に実施することができた。RCTのため、安全性以外の情報(有効性や認知機能変化や脳画像情報)の解析は本年度は実施困難な状況にある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
11症例に対して、計220セッションの反復性経頭蓋磁気刺激法(rTMS)を実施することが出来て、縦断的なMRIデータ、脳波データも蓄積することができており、概ね順調な進捗と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
・rTMS実施にかかるマンパワーを強化して、実施枠を拡大する。 ・RCTであるが、ある程度の症例が蓄積された段階で、予備的解析を実施する。 ・解析のための方法論を確立する。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成30年度に購入予定であった空冷式TMS刺激コイルセットを購入する必要性がなくなった点が大きな理由である。 令和元年度の使用計画としては、上記の空冷式TMS刺激コイルセットの購入を予定している。
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