研究課題
パニック症患者に関する精神症状評価尺度の再検討と実際に必要となる患者のエントリー先として東京都中央区銀座泰明クリニックを共同実施施設として加え、心理スタッフと医師に家族環境の測定法と精神症状評価のトレーニングを行った。85名のパニック症患者の参加準備を終了し、うつ状態などの2軸診断の判定準備が終了している。高知県単独では困難であった新患患者のエントリー準備の終了など本研究課題の推進に必須となる症例確保が可能となった。パニック症患者のエントリー推進のためホームページの大幅な改訂やリクルートがスムーズとなるような24時間予約可能な受信環境の調整が成功した。家族の感情表出評価の確実性のためキャンバウェル家族面接のみでなく自己記入可能で家族の感情表出測定と内的妥当性の高さと緻密性を国際誌ですでに公表した家族の態度評価:Family Attitude Scaleも測定が可能な状態となって実施ができている。うつ状態を合併している患者が30%程度と予測されるため、より国際的な認知度の高いうつ病(抑うつ状態)自己評価尺度CES-Dをベックうつ病評価尺度およびハミルトンうつ病評価尺度と平行して測定を行うことを協議し、実施が可能なシュミレーションを済ませている。ドロップアウトの防止のために患者の携帯番号とメールアドレスを書面で同意を得て入手することとを決定してその実施に必要な事務スタッフの雇用の確保も終了している。
3: やや遅れている
パニック症患者の新規エントリーによるパーソナリティ障害など研究に支障を来す他疾患の合併の排除を行うため、高知県内の関連病院のみでなく東京都の関連病院で研究準備を行ったため。
パニック症の患者のリクルートが整ったため、すでにトレーニングを済ませたスタッフとともに研究の進行を修正する
リクルートが遅れており、実際に費用が発生するのが次年度となっため。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)
JMIR Ment Health
巻: 5 ページ: 1-5
10.2196/mental.9092
Journal of Adolescent Health
巻: 61 ページ: 187-191
10.1016/j.jadohealth.2017.02.018.