研究課題/領域番号 |
17K10337
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
吉見 明香 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (80738617)
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研究分担者 |
平安 良雄 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70244324) [辞退]
吉田 晴久 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (70784164)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 統合失調症 |
研究実績の概要 |
本年度は、横浜市立大学附属病院精神科外来での本研究の立ち上げを主に行った。まず、本研究の主な介入であるIllness Management and Recovery(以下IMR)の実施スタッフの選定、固定、研修を行い、次に当院での実施体制につき院内の調整を行った。並行して当院倫理委員会の承認を得るための手続きを行った。平成29年12月からIMR実施対象患者の募集を開始し、平成30年3月からIMRの第一クール、第一セッションが開始となった。登録されたIMR実施対象患者は5名である。IMR実施前後一カ月以内に開始時の客観的、自記式評価尺度が行われた。頭部MRIについては1名の同意が得られず、4名に実施した。現在5名の対象患者に対し引き続きIMRを行っている。 平成29年下旬から研究協力病院として新たに横浜市立大学附属市民総合医療センターでのIMR実施および本研究の実施に関し検討を開始し、実施スタッフ、および実施場所の確保を行い、平成30年4月から対象者の募集を開始した。平成30年6月もしくは7月ころから開始予定である。 IMRの全国普及及び自ら、実施スタッフの研修のための全国IMR研修会、リカバリーフォーラム、日本精神障碍者リハビリテーション学会で発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
倫理委員会の申請に時間がかかり、症例の登録開始が遅れたため
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、横浜市立大学附属病院でIMRを実施していく。また、横浜市立大学附属市民総合医療センター以外でも研究協力病院を増やし、速やかな研究の遂行を図る。
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次年度使用額が生じた理由 |
倫理委員会からの許可が遅れたため、IMRの開始時期が遅くなり、このため、MRI撮影額、茶菓代などの未使用分が発生したたため、繰越金が発生した。次年度以降、当院だけではなく、研究協力病院を募ることによって、研究の遅れを解消していきたい。
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