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2019 年度 研究成果報告書

超低線量4DシネCTによる心筋プリンシパルストレイン解析の開発と心不全への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10358
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関三重大学

研究代表者

北川 覚也  三重大学, 医学系研究科, 教授 (50378353)

研究分担者 石田 正樹  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (10456741)
佐久間 肇  三重大学, 医学系研究科, 教授 (60205797)
永澤 直樹  三重大学, 医学部附属病院, 診療放射線技師 (90739640)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード心筋ストレイン / CT
研究成果の概要

造影剤の初回循環でstep&shoot法による低被曝冠動脈CT撮影を、再循環(second-pass)で超低線量(約0.73 mSv)のシネCTを撮影することを考案した。本法では、左室収縮末期容積、拡張末期容積、駆出率、心筋重量、長軸ストレインが、通常線量のシネCTやMRIと比較してよく一致することを確認した。さらに心筋線維の走行方向の収縮度を示すより生理的な指標であるprincipalストレイン連解析ソフトウェアをカルガリー大学生物医学工学科と共同で開発した。高空間分解能のシネCTに対してこの解析を行うと心筋部位による収縮度や収縮タイミングの違いを3次元的にマッピングすることができた。

自由記述の分野

画像診断

研究成果の学術的意義や社会的意義

初回循環でstep&shootによる冠動脈CTを撮影、再循環で超低線量シネCTを撮影することで、冠動脈CTが必要な症例では、被曝を最小限に抑えて正確な心機能評価を同時に実施できる。また、このようにして得られたシネCTにおいてPrincipalストレイン解析を実施し、冠動脈画像、心筋灌流画像、心筋遅延造影画像などとの比較を行うと、各種心疾患における形態と機能の関係を解析する有用な手段となり、心不全病態解明への貢献が期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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