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2019 年度 実施状況報告書

MR位相画像情報と拡散情報を用いた現実的な高精度白質定量化法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 17K10411
研究機関熊本大学

研究代表者

米田 哲也  熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 准教授 (20305022)

研究分担者 橋本 弘司  熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 助教 (20237936)
北島 美香  熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (60305018)
國安 明彦  崇城大学, 薬学部, 教授 (90241348)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードMRI / 神経変性疾患 / 位相画像 / ミエリン
研究実績の概要

2018年度までに開発した手法を用いて、応用の一つとしての認知症画像への応用が可能かを検討し、その初期経験を含めた報告を行った。認知症でも白質の脱落が認められることから、無症状や軽度認知症状対でも検出可能であるかについて、技術的検討と問題の解決を報告した。
上記の研究結果を受けて、技術の改良を行い、動物用MRIでの検討を行う予定であったが、2019年1月に使用していた動物用MRIが故障したため、終了を待つ状態が続いた。結果的に、MRI装置修理の技術的困難と資金の拠出に関する問題のため、修理が間に合わず、2019年度中に実験を開始することはできなかった。このため、2019年度の研究は以上期以上は進まず、一年の研究延長を申請して2020年度に研究を完了する予定となった。ただし、年度末に次年度に持ち越した研究を進めることが可能になった場合を想定して、化学繊維であるダイニーマを用いたファントムを作成する試みを行っており、MRI修理完了後速やかに研究を再開し、新型コロナウイルスの影響を受けている臨床研究を行わなくても、研究を遂行し研究結果を出せるように準備を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究実績にもあるように、研究データ取得に使用していた動物用MRIが2019年度当初より故障しており、年度中の修理ができなかったため、研究を次年度に延長することとした。

今後の研究の推進方策

MRI修理が年度末に資金と技術の目処が立ったとの報告が、担当部署からあり、2020年度には再開の見込みである。ただし、新型コロナウイルスによる臨床研究の停止の影響が大きくヒトへの応用は難しい可能性があるため、脱髄を模擬するファントムを作成して、ファントムを用いた研究を行い、論文化までの結果を目指す。ファントムには、すでに実績があるダイニーマを用いたファントム作成を行う予定であり、2019年度終わりに、すでに作成を進めており、MRI修理の完了後速やかに研究を再開できるようにしている。

次年度使用額が生じた理由

研究に使用した動物用MRIが2019年度当初から故障し、年度内に修理が完了しなかったため、研究を進めることができなかったため。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2020 2019 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 1件) 産業財産権 (1件)

  • [国際共同研究] NeuRA/University of New South weles/St. Vincent's Hospital(オーストラリア)

    • 国名
      オーストラリア
    • 外国機関名
      NeuRA/University of New South weles/St. Vincent's Hospital
  • [学会発表] 脱髄疾患の拡散および磁化率を再現した白質ファントムの開発2019

    • 著者名/発表者名
      近藤大祐 米田哲也 野田誠一郎 豊成信幸 秋山怜那 肥合康弘
    • 学会等名
      第47回日本磁気共鳴医学会大会
  • [学会発表] 磁化率強調画像の基礎2019

    • 著者名/発表者名
      米田哲也
    • 学会等名
      第47回日本磁気共鳴医学会大会
    • 招待講演
  • [学会発表] パーキンソン病患者のMR位相差強調画像とドパミントランスポーターSPECT2019

    • 著者名/発表者名
      梅村敦史 中原一樹 米田哲也
    • 学会等名
      第47回日本磁気共鳴医学会大会
  • [学会発表] MR位相情報を用いた脳内アミロイド蓄積の左右差AD臨床評価に関する研究2019

    • 著者名/発表者名
      瀧石龍太 田中隆太郎 舘脇康子 武藤達士 石木愛子 冨田尚希 高野由美 山本修三 荒井啓行 瀧靖之 米田哲也
    • 学会等名
      第47回日本磁気共鳴医学会大会
  • [学会発表] 帯状回を用いたAD評価の可能性2019

    • 著者名/発表者名
      田中隆太郎 瀧石龍太 舘脇康子 武藤達士 石木愛子 冨田尚希 高野由美 山本修三 荒井啓行 瀧靖之 米田哲也
    • 学会等名
      第47回日本磁気共鳴医学会大会
  • [学会発表] 簡易的MRIアミロイドイメージングの開発2019

    • 著者名/発表者名
      米田哲也 篠原彩恵 牧野圭太郎 李相侖 島田裕之
    • 学会等名
      第9回認知症予防学会
  • [産業財産権] 画像処理方法2020

    • 発明者名
      米田哲也
    • 権利者名
      米田哲也
    • 産業財産権種類
      特許
    • 産業財産権番号
      特願2020-037332

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公開日: 2021-01-27  

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