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2021 年度 研究成果報告書

グローバルな脳活動―脳血流量―脳温度のMRI計測に関する基礎的検討

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10413
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

酒井 晃二  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20379027)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード脳活動 / 脳血流量 / 脳温度 / MRI / 脳脊髄液 / 拡散強調画像
研究成果の概要

本研究は、グローバルな脳活動―脳血流量―脳温度の関係をMRIのみを用いて計測する手法を開発を目的とした。脳の状態観測指標を新たに提供し、加齢等に伴う脳機能・活動の変化を簡便に捉えることを目標とした。脳深部温度計測に影響を与える計測手法の調査を行い、DWIとMRSにより得られた脳温の関係からCSF流速の影響を健常者100名で計測した結果をまとめた。脳温をCSFの最大流速時と最小流速時およびランダムに撮像したDWIから計算し、比較することによりCSFの流れの影響を検証した。CSF流速の影響は限定的であり、流速の大小、ランダムさによらずDWIから計算した脳温度を利用できることが分かった。

自由記述の分野

医用画像解析

研究成果の学術的意義や社会的意義

グローバルCMRO2-CBF-TBは、互いに密接に結びついて脳の状態を維持している。これらの情報が、MRIのみで非侵襲かつ容易に収集可能になるならば、人間科学的および病態把握のための有益な知見が、追加のコストなしに日々の臨床検査等から得られ、脳状態把握の有益なツールになると考えられる。脳温度が拡散強調画像の一般的な撮像手法から類推され、病態等との差異があることを見出したことに学術的な意義がある。

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公開日: 2023-01-30  

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