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2019 年度 研究成果報告書

ナノドラッグデリバリーシステムと分子イメージングを融合させた新規IVR治療の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10450
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

西尾福 英之  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (80458041)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードInterventional radiology / ナノテクノロジー / 塞栓術
研究成果の概要

1)小動物の血管解剖の検討:肝動脈の径と体重とに相関関係があること、腫瘍移植をする際は、肝の左葉に実施することが望ましいことを報告した。2)Mass spectrometryを用いた画像評価:Microsphereの肝内への分布をMSを用いて、腫瘍内の分布を評価した。大きなsizeを用いた場合は3日後に、小さなsizeを用いた場合は、7日後に抗がん剤濃度が高くなることを示した。3)肝腫瘍において虚血による腫瘍結節、腫瘍周囲の正常肝実質への組織学的、免疫学的影響の評価:治療後14日目に腫瘍結節におけるTh17細胞の有意な増殖がコントロール群と比較して確認された。

自由記述の分野

Interventional radiology

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、IVR技術を用いて肝腫瘍への新規治療法を開発することである。これまでの研究でナノ粒子が腫瘍に選択的に効果発現をすることを報告してきたが、今回はmicrosphereを用いた場合の組織学的、画像的評価を行った。抗がん剤の分布をイメージング化し、さらに免疫学的、組織学的変化について検討した。今後ナノ粒子の研究と融合させていくことで新規治療法の開発につなげていく基盤の構築に繋がった。

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公開日: 2021-02-19  

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