研究課題/領域番号 |
17K10451
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
南口 博紀 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 准教授 (90364091)
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研究分担者 |
小山 貴生 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (00644519)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 動物実験 / BRTO / 新規塞栓硬化剤(NLE) |
研究成果の概要 |
胃静脈瘤に対するカテーテル治療法であるBRTO(バルーン閉塞下逆行性経静脈的硬化術)時に使用する新規塞栓硬化物質としてのNLE(NBCA、リピオドール、エタノールの混和物)をブタ実験モデルに使用し、塞栓効果および安全性を評価した。 従来から使用されているEOI(オレイン酸エタノールアミンとイオパミドールの等量混和物)を対照群とし、NLE221群とNLE151群の計3群で各6か所の静脈を塞栓硬化し、塞栓の程度や移動の有無、バルーン固着の有無を比較評価した。 総合的にはNLE151群が最適でEOIから置換可能と考えられたが、表在に近い可動部位や分枝が少ない場所での移動のリスクに注意する必要がある。
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自由記述の分野 |
放射線医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BRTOの標準使用硬化剤であるEOIから新規塞栓硬化物質であるNLEの151混合比(NBCA: Lipiodol: Ethanol=1:5:1)への置換は可能と考える。 NLEはBRTO時のみならずより症例数の多い食道胃静脈瘤に対するEIS(内視鏡的瘤内硬化術)時にも強力かつ安全な塞栓硬化剤として応用可能と考えられる。
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