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2020 年度 研究成果報告書

ナノバブル生成器の開発:バブル投与下超音波照射によるソノポレーション効果での検証

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10456
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

狩谷 秀治  関西医科大学, 医学部, 准教授 (40368220)

研究分担者 谷川 昇  関西医科大学, 医学部, 教授 (90227215)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードキャビテーション / ソノポレーション / マイクロバブル / ナノバブル
研究成果の概要

豚肝動脈からシスプラチンと二酸化炭素マイクロナノバブルを同時に注入し、肝表面から超音波照射を行い、ソノポレーションを生じさせると肝組織内のシスプラチン濃度が上昇した。生体でもキャビテーション効果を増大させることにより、ソノポレーションを実用レベルにまで到達させることが可能であった。
本研究にてマイクロナノバブル発生装置が開発された。このマイクロナノバブル発生装置は、両端にシリンジを接続する構造となっている。生理的食塩水と二酸化炭素が各シリンジに注入され、ポンピングにより装置内を往復させて生理食塩水中にマイクロナノバブルを生成できる。

自由記述の分野

インターベンショナルラジオロジー

研究成果の学術的意義や社会的意義

多量のマイクロナノバブルの局所投与と超音波照射によりキャビテーションが増強されると生体内でも実用レベルのソノポレーション効果が得られると考えられた。
本実験結果からvivoでの動物実験や臨床においてDNAやRNAの細胞内導入への応用も可能と思われる。また、本実験のように薬剤の細胞内濃度を上昇させることも期待でき、さらに今回の経カテーテル的動脈内注入、局所超音波照射の手法を用いれば標的臓器のみにソノポレーション効果を増大させることも期待できる。例えば、標的臓器の細胞内の抗癌剤濃度を高めることにより、投与する抗癌剤量の減量が可能になると考えられる。

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公開日: 2022-01-27   更新日: 2025-01-30  

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