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2019 年度 研究成果報告書

がん細胞の低酸素応答と放射線抵抗性を担う新規遺伝子の探索; 放射線増感を見据えて

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10474
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関京都大学

研究代表者

森鳰 章代  京都大学, 生命科学研究科, 研究員 (20722648)

研究分担者 小林 稔  京都大学, 生命科学研究科, 特定助教 (40644894)
原田 浩  京都大学, 生命科学研究科, 教授 (80362531)
子安 翔  京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (80781913)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードがん / 放射線 / 低酸素 / 放射線抵抗性
研究成果の概要

悪性固形腫瘍内の低酸素領域でがん細胞が放射線抵抗性を獲得することが知られている。この問題を克服する基盤を築くため、本研究では、低酸素環境下で発現し、強力に放射線抵抗性を誘導する2つの遺伝子を見出し、その作用機序と機能を解析した。まず、ソニックヘッジホッグ経路のリガンドであるShhの発現がHIF-1依存的に低酸素環境下で増加すること、そして当該Shhタンパク質が分泌された後、線維芽細胞の増殖を惹起し、腫瘍組織内の低酸素領域を増加させ、最終的に腫瘍組織の放射線抵抗性を誘導することが明らかになった。また、低酸素刺激に応答して発現・分泌される新規遺伝子を見出し、その放射線抵抗性誘導機構を解明した。

自由記述の分野

放射線腫瘍生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究プロジェクトにより、低酸素環境下でがん細胞の放射線抵抗性を惹起する2つの遺伝子経路が同定された。当該遺伝子ネットワークを治療標的とすることで、低酸素がん細胞の放射線抵抗性を抑制し、がんの再発を抑制する新たな治療法の確立に繋がることが期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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