研究課題/領域番号 |
17K10477
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
江島 泰生 獨協医科大学, 医学部, 教授 (70423233)
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研究分担者 |
楫 靖 獨協医科大学, 医学部, 非常勤講師 (10273947)
平野 靖弘 獨協医科大学, 医学部, 講師 (50593191)
小西 圭 獨協医科大学, 医学部, 助教 (20509278)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 放射線治療 / 悪性リンパ腫 / 予後予測 / 腫瘍免疫 |
研究成果の概要 |
非ホジキンリンパ腫の緩和的放射線治療について検討を行い、8 Gy/1-2回程度の低線量でも高い症状緩和効果があることを示した。また、再発・化学療法不応の造血器腫瘍の中枢神経浸潤は極めて予後不良であるが、全脳全脊髄照射は半数以上に奏効し、CNS浸潤の制御に有効であった。緩和照射の奏効期間は3カ月程度と短いが、生命予後も短い状況においては非常に有効な治療法である。照射後の末梢血リンパ球/単球比の低下は早期増悪と生存についての予後不良因子であり、短期低線量照射を選択しようとする際の予後予測に有用である。
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自由記述の分野 |
放射線腫瘍学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低悪性度リンパ腫の緩和照射では短期低線量照射が標準的であるが、中高度悪性リンパ腫では短期低線量照射は奏効期間が短い傾向があり、比較的高線量が必要なことも多い。適切な線量分割を選択するための効果と予後の予測法を示した本研究成果は、緩和照射の有効利用に貢献することが期待される。
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