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2021 年度 研究成果報告書

肺癌の個別化ゲノム医療に向けた定位放射線治療感受性のバイオマーカー探索

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10482
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関独立行政法人国立病院機構九州医療センター(臨床研究センター) (2019-2021)
九州大学 (2017-2018)

研究代表者

大賀 才路  独立行政法人国立病院機構九州医療センター(臨床研究センター), その他部局等, 放射線科医長 (90380427)

研究分担者 神谷 武志  九州大学, 大学病院, 助教 (20419534)
浅山 良樹  九州大学, 医学研究院, 教授 (40380414)
吉武 忠正  九州大学, 医学研究院, 講師 (40452750)
浅井 佳央里  九州大学, 大学病院, 助教 (40635471)
本田 浩  九州大学, 大学病院, 教授 (90145433)
野元 諭  九州大学, 医学研究院, 准教授 (90258608)
平田 秀成  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (90721267)
塩山 善之  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (10323304)
高木 正統  独立行政法人国立病院機構九州医療センター(臨床研究センター), その他部局等, 放射線科医師 (30814420)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード原発性肺癌 / 定位放射線治療 / mRNA / 遺伝子発現異常
研究成果の概要

StageI原発性肺癌に対して定位放射線治療を行った症例の遺伝子発現異常と治療成績の関連性を確認する研究では対象4症例全例に再発を認めなかった。そのため、非小細胞肺癌の遺伝子発現と放射線感受性との関連をみるため、公共データベースにおける非小細胞肺癌株の遺伝子発現のデータと論文で報告されている放射線感受性データを用いてGene set enrichment解析を行った。その結果、放射線抵抗性の肺腺癌細胞株においてG2/Mチェックポイント関連遺伝子群や転写関連因子E2Fの標的遺伝子群が有意に抑制されていたが、扁平上皮癌では有意な遺伝子群は抽出されなかった。

自由記述の分野

放射線治療

研究成果の学術的意義や社会的意義

非小細胞性肺癌の遺伝子発現と放射線感受性との関連を解析し、肺腺癌において放射線治療抵抗性とG2/Mチェックポイント関連遺伝子群や転写関連因子E2Fの標的遺伝子群とが関連していることが判明した。本研究の結果から非小細胞性肺がんの遺伝子発現の状態によっては放射線治療における治療戦略の調整が必要なことが示唆された。本研究の結果はこれからの非小細胞性肺癌の個別化ゲノム医療において有意義な結果と考えられた。

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公開日: 2023-01-30  

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