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2019 年度 研究成果報告書

放射線治療の予後判定の可能性(放射線抵抗性の獲得と癌の浸潤・転移との関連性)

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10485
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

犬童 寛子  鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 准教授 (00301391)

研究分担者 末永 重明  鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (00136889)
長澤 大成  鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (50773925)
馬嶋 秀行  鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (60165701)
伊藤 紘  鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (80793934)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード放射線抵抗性 / 癌
研究成果の概要

ラット扁平上皮癌細胞SCC-158を用い、スフェロイド(150 ,300,450um)を作製し、500mGy/日で10、20および30日間連続X線照射を行い、長期間放射線に暴露され生き残った細胞の癌の浸潤能や転移能について検討した。10、20および30日間照射群において、p53およびS100A4の発現は未照射群と比較して、10日で最も高く、P53のリン酸化についても同様の結果であった。これらの結果から、照射していく過程において抵抗性を獲得し、様々なシグナル伝達を経て癌の浸潤や転移能を獲得していくことが示唆された。

自由記述の分野

放射線

研究成果の学術的意義や社会的意義

スフェロイドを作成し、腫瘍塊にX線照射を行うので、通常の2次元培養細胞よりも臨床に近い状態にて実験を遂行することができる。癌の放射線治療を行う上で、放射線抵抗性の獲得と癌の転移との関連性について明らかにすることは放射線治療が有効であるかどうか、また再発・後発転移するかどうかの予後の判定が可能になることが予測される。また放射線抵抗性の獲得の機序解明へとつながることも予想され、放射線治療研究分野への大いなる貢献が期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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