研究課題
脂肪肝グラフトは、肝移植におけるグラフト不全の原因である。しかし今までは脂肪肝の程度のみで移植可能性を判断していた。当該研究で脂肪肝グラフトの成因により、移植後の機序と予後について解析した。ラットの肝移植モデルで絶食と高カロリー栄養により短期間で生じた脂肪肝モデル①FHA群、非アルコール性脂肪肝(NASH)を反映している②メチオニンとコリン欠乏食 (MCDD) により作成した脂肪肝モデル②MCD群の2つを比較した。脂肪肝の成因によって移植後の虚血再灌流障害に伴う微小循環障害と酸化ストレスの影響が全く異なり、微小循環の改善作用のあるスタチンは微小循環不全を障害のメインとするFHAによる脂肪肝に対して有効であることが示唆された。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (2件)
Liver Transpl.
巻: 26 ページ: 299-303
10.1002/lt.25648
Eur Surg Res.
巻: 60 ページ: 63-73
10.1159/000497434.
Hepatobiliary Pancreat Dis Int.
巻: 18 ページ: 285-288
10.1016/j.hbpd.2019.04.004.
J Hepatobiliary Pancreat Sci.
巻: 26 ページ: 73-81
10.1002/jhbp.602.