研究課題/領域番号 |
17K10530
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(千葉東病院臨床研究部) |
研究代表者 |
圷 尚武 独立行政法人国立病院機構(千葉東病院臨床研究部), その他部局等, 部長 (00344979)
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研究分担者 |
赤津 頼一 東邦大学, 医学部, 助教 (20795190)
丸山 通広 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (40399754)
大月 和宣 独立行政法人国立病院機構(千葉東病院臨床研究部), その他部局等, 研究員 (50399755) [辞退]
西郷 健一 独立行政法人国立病院機構(千葉東病院臨床研究部), その他部局等, 研究員 (60323424)
青山 博道 独立行政法人国立病院機構(千葉東病院臨床研究部), その他部局等, 研究員 (80598243)
長谷川 正行 独立行政法人国立病院機構(千葉東病院臨床研究部), その他部局等, 研究員 (80648030) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 膵島移植 / 細胞外マトリックス / 間葉系幹細胞 |
研究実績の概要 |
本研究は、ラット膵島をマウスのmesenchymal stem cell (MSC)とコラーゲンGelとともに培養することによりマウスの軟骨細胞外マトリックスにコーティングされたラット膵島(細胞外マトリックス化膵島)を作成し、マウスに移植することにより免疫抑制剤を使用せず拒絶反応を回避し、かつ自己の細胞外マトリックス内に膵島を維持することにより内分泌機能や生着率を改善させることを目的とするものである。最終的には、より安全で効果的な膵島移植の達成と長期的な生着、拒絶反応の回避を目的とし、臨床応用に橋渡しをすることを目的とした研究である。 本研究3年目にあたる令和元年度は、作成されたラットECM膵島の1)病理組織学的評価として、作成された膵島の免疫染色で評価する。2)分子生物学的評価としてインスリン産生やアポトーシスの検討を行う。3)機能評価等としてブドウ糖によるインスリンの産生評価(Static incubation)を行う。4)実際にマウスに移植してin vivoでの機能評価を行う等の予定をたてた。しかし、初年度の遅れの影響もありラットECM膵島の作成段階にとどまっている。研究プロトコールの作成と動物実験の申請、実験場所の確保や試薬・器機等の実験の準備等の研究の環境は整っており、今年度は、作成された膵島の組織学的評価、機能評価を行い、実際にマウスへの移植を行ったうえでECM膵島の有用性を検証してゆく予定である。 このように、現在、研究は遅れているが、研究遂行の環境は整っており、計画書どおり実験を推進してゆけば十分に研究を完了させることは可能と考えます。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和元年度の研究計画は、前年度に作成されたラットECM膵島の組織学的検討と機能評価である。研究プロトコールの作成と実験場所の確保、研究試薬・器機等の準備、実験動物の確保は完了しており、ECM膵島を作成中であるが、膵島作成完了には至っていない。以上の理由より、研究の進行が遅れていると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
今年8月までにラットECM膵島の作成を行い、10月ごろに膵島の組織学的評価と機能評価を行い、動物実験開始を可能とする予定です。今年度中に研究を完了しなければなりませんが、ECM膵島作成を完了し、ラット膵島をマウスに移植し移植後評価の検討を行い、ECM膵島の最終検討を行う予定です。研究の遅れを取り戻し、研究を完了することは十分に可能と考えます。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究に遅れが生じ計画通りに使用できなかったため次年度使用が発生した。 研究期間を延長し、計画の遅れを取り戻すため、関係部署と再調整し、研究費の効率的な使用を目指す。
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