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2019 年度 研究成果報告書

BCG-CWSを用いたセンチネルリンパ節における抗腫瘍免疫誘導の基礎的検討

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10535
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関千葉大学

研究代表者

林 秀樹  千葉大学, フロンティア医工学センター, 教授 (20312960)

研究分担者 吉田 憲司  千葉大学, フロンティア医工学センター, 助教 (10572985)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード薬物送達システム / 消化器癌治療 / リンパ節転移 / 光線力学療法 / リポソーム
研究成果の概要

我々が独自に開発した、アルキル化インドシアニングリーン誘導体リポソーム(LP-ICG-C18)を用いて、BCG-CWSなどの非特異的免疫活性化物質をセンチネルリンパ節に送達し、腫瘍特異的な免疫誘導を行うシステムを着想、その要素技術について検討を行った。検討の内容は、(1)LP-ICG-C18の生体内動態に関する検討、(2) BCG-CWSの粒子化とリポソーム化の手法の開発、(3) LP-ICG-C18の近赤外光照射による一重項酸素の発生に関する検討、(4) 超音波照射によるリポソーム破壊と内包内容放出効率の検討、(5)免疫誘導システムの有用性実証のための転移リンパ節モデルの作成、の5つである。

自由記述の分野

消化器外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現代の消化器癌治療においては、臨床的リンパ節転移陰性症例に対しても、広く予防的領域リンパ節郭清を伴う外科治療が行われている。しかしながら、社会の高齢化に伴い、心肺機能の低下や併存疾患の存在のため、これら標準治療を適用することの難しい症例が急速に増加している。本件研究の成果により、センチネルリンパ節を舞台とした腫瘍特異的免疫誘導が可能となれば、これまでナビゲーションにより転移陰性と判断された症例にのみ行われてきた機能温存手術が、転移陽性例にも拡張することが可能となり、消化器癌治療の選択肢の拡大に大きく貢献するものと考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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