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2019 年度 研究成果報告書

in vitroがん組織モデルによる個別化治療を目指した探索研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10572
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所)

研究代表者

三吉 範克  地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, がん医療創生部プロジェクトリーダー (20528624)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード消化器癌 / 悪性腫瘍 / 培養細胞 / 癌治療
研究成果の概要

in vitroがん組織モデルについて様々ながん腫へ適応をひろげて検討を行った。胃がん、膵がん、大腸がん、乳がん、小児腫瘍について検討した。個々の臓器に由来する環境因子を加味した培養方法の検討を行い、樹立効率を評価した。培養細胞は免疫不全マウスへの移植モデルも検討した。樹立したin vitroがんモデルは増殖能にばらつきがあるが、形態学的に、また遺伝子発現解析結果からも元の腫瘍の性質を反映しているものと考えられた。このモデルは薬剤等の治療効果をex vivoで検討できるツールとなりうることが示された。in vitroの結果を個々の患者の治療薬選択や開発につなげることができると期待される。

自由記述の分野

消化器癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

本モデルの特徴である、安定的に継代、増殖を保つ細胞を維持することが可能となった。培養細胞として薬剤感受性試験結果について再現性を持って行うことができ、臨床での抗がん剤の治療効果と比較検討することで、ex vivoでその治療効果を予測するモデルとして臨床応用が期待できるものと考える。さらに症例を蓄積して統計学的に効果予測式を構築することができれば、in vitroの結果を個々の患者の治療薬選択につなげることができると考える。

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公開日: 2021-02-19  

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